東京デザインオフィスの為田です。
先日、荒川区のお客様から、東京デザインオフィスへのご相談を頂きました。
計画のゴール「どんな家になったら幸せなのか」について、いろんなお話しを
しました。出身地、家族のこと、仕事のこと、車のこと、最近行った温泉宿のこと、
新婚旅行の行き先、光と壁の関係、照明計画の重要性、などなど。
そして、今度、デザイナーの荒川とプランインタビューの上、
計画案を、ご提案することになりました。
今日は、そのお土地の状況確認に行ってきましたが、その道中でのお話しです。
中央高速も東名高速も大渋滞のようでしたが、お陰で首都高は、スイスイと走れました。
だから、今日行ったのですけどね。
見えたあ~!!
スカイツリー。やっぱりでかい。
この前、東京タワーの高さを超えたとの事だったが、ますます成長しているのか。
完成すると、高さ634mの世界一の自立式電波塔になるのだとか。
見ているだけで、いろんな事が頭に浮かんでくる。
地デジの電波を高層ビルを超えて、供給するのが目的なんだよな、お前は。
それでも、ビル影は残るし、地形的な谷間は、相変わらず電波障害は発生する。
自分もこの四月までの二年間、マンションの理事長をやって、近隣の電波障害対応に
仕事そっちのけで、かなりの労力を使った。
検討したところ、スカイツリー完成では、我々の問題は解決しないこともわかった。
そもそも、都内近郊は、光ファイバー網は完成している。光テレビが見られるのだ。
今さら、莫大な建設費をかけて作り上げるツリーとは、一体、何なのか。
地デジは、確かに綺麗だし、データ放送や、双方向もいい。
でも、テレビが無いと幸せになれないのか。テレビ見ないと時代に遅れるのか。
そんなに面白い番組あるか??(荒川が出演した番組は良かった。手前味噌。)
じっとしてバーチャルで楽しむより、外へ出かけたらもっと楽しいぞ。
いやいや、シビリアンコントロールには、無くてはならないか。
待てよ、実は、テレビ塔としての目的だけでは、無いのではないか!!
地表近くの空気は、温暖化の影響で、生活できないほど暑くなり、上空の空気を
地表に導かないと生きていけない。そう、巨大空気循環システムとか。
新鮮な空気は、上空にしかなく、その空気を吸うことを求めて、多くの人が、
列をなし、整理券が配られ、それがオークションでも高値で出回る。
高層マンションの上層階が、億ションなのも、実はそのためか。
何年か後には、600m上空の空気では、問題の解決が出来なくなり、更に高いツリーの
計画が進むことになる。次の場所は何処だ!!
空想癖がドライブしていく。ブ、ブレーキが効かない!!
帰りの首都高からの東京タワーは、六本木ヒルズ群に圧されて、心なしか小さく見えていた。
感謝やいたわりの感情が浮かぶ。よく頑張った。蝋人形も。
こんな話を松尾にしたら、えらく喜んでいました。
松尾は、何年も前にテレビを捨てたままだし、ね。