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名画の見方。

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こぼればなし 松尾智子

東京デザインオフィスの松尾です。

「名画」ときいて、みなさんはどのような作品を思い浮かべるでしょうか。


おそらく「モナ・リザ」や「睡蓮」、あるいは「ゲルニカ」などの、
教科書にも必ず載っているような作品を挙げる方が多いと思います。

 

「有名な絵だからこれはすごいにちがいない。」と勇んで美術館に行っても、
結局何がすごかったのかよくわからず、単に「見た」という絶望的な経験だけ残る。
そういうことってありませんか?


一体「モナ・リザ」のどこがすごいのか。

 

モナリザはなぜすごいのか?

 

私にはよくわかりません。ごめんねダ・ヴィンチ先生。

 

勿論、「好き」「魅かれる」という体感は、必ずしも名画と一致するものではありません。
しかし逆のベクトルにせよ、自分の心が大きく動くのには必ず理由があるはずです。

 

自分の心にある美的なものを探す。

これがアートに触れる最大の魅力ではないでしょうか。

 

絵は、描き手が「どのように世界を見ているか」ということの現れです。
その歴史的背景であったり、こめられた文脈や意図を知ることは、自分の感覚をひもとくきっかけにもなります。

その意味では、美術館にはオーディオガイドがありますし、図録もありますが、
大抵は平板な解説で、絵を観る楽しみとは縁遠く感じることが少なくありません。

 

理想的なのは、作者本人にガイドしてもらうことなんですけどね。
どうでしょうか、ダ・ヴィンチ先生。(当然日本語で)

 

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空間に対して「きもちいい」「心地よい」という表現を、荒川も岩井もよくつかいます。

例えば街かどヘーベルハウス品川は、確かに居心地のいい空間です。
しかし同じ土地に単純に同じ間取りの建物を建てても、「あの感じ」は再現できないでしょう。

 

現在こちらにご紹介している一連の東京デザインオフィスのコンセプトハウス
「おたがいさまハウス」を除き、モデルハウスとして皆さまに公開しています。

しかし漫然とひとりで見学するだけでは「なぜ気持ちいいのか」はわかりにくいはず。

 

仕上げの工夫であったり、材料の選び方であったり、照明の考え方であったり、

「あの感じ」には全て理由があって、しかもそれは細部にわたっています。

 

自分のつくりたい住いをひもとくためにも、

ぜひ東京デザインオフィスのデザイナーのガイドで見学してみてください。

 

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