東京デザインオフィスの為田です。
先週は、上尾市でお手伝いしていたヘーベルハウスをお引渡しした。
設計担当は、岩井にて。
玄関前のシンボルツリーは、シマトネリコの株立ち。
断熱工事が終わり、内装工事の途中で震災が発生し、下地ボードなどの
供給がストップして、どうなるかと心配したが、大宮工事課の高橋君はじめ、
工事のみなさんのお陰で、最小の遅れで完成した。
とはいえ、外構工事は未完だが、翌日の引越を優先して、何とか間に合った。
僕が、18年前にお手伝いしたヘーベルハウスにお住まいのお客様のご子息の
ご家族が、土地を探して家作りを計画とのことで、お話しを頂いた。
この完成したヘーベルハウスの若いオーナー様は、当時、小学生だったと。
バス見学会に行ったことを覚えていると話してくださった。
こんな嬉しくも、責任重大なヘーベルハウスは、はじめてだ。
ヘーベルハウスの二世という訳なのだ。
昨年の夏、この土地を検討し、夏空の下で初めて見に行った時。
まだ、赤ちゃんもお母さんのおなかの中だった。
まだ、周りの区画も更地で、数件の工事が始まったばかり。
どんな街並みになるのか、まだイメージも難しかったなあ。
別の角度から、北側の長屋門の存在感が大きい。
そして、完成後。
お引渡しの書類の手続きが終わり、鍵をお渡ししたところで、ご家族から
素敵なプレゼントを頂いた。
それは、パタゴニアのフリースだった。
僕の山行きのブログを見て、山用にと使ってくださいと。
袖を通すと、暖かい。そして、赤ちゃんの肌のように柔らかい肌触り。
その暖かさは、上質なフリースだからということ以上に、気持ちが
詰まっているからだ。絶対そうだ!!
「息子が家を建てる時は、またよろしくお願いします。」
同封されたメッセージカードには、こんな嬉しい言葉があった。
クリクリと愛らしい目で、僕を見ていた彼は、その時、この日の
ことを覚えていてくれるかなあ、、、。なあ、三世くん。