東京デザインオフィスの西野です。
中目黒に来て1年半になります。ブログを書くのは初めてで多少緊張気味です。
今までは松尾プロと知識豊富な荒川にまかせっきりでしたが・・・
皆さんの役に立つ情報があれば少しでも書いていこうと思っています。
(為田の山シリーズも忘れてはいけません!)
今回は現在計画中で品川区にお住まいのお客様からの情報です。
その方は事情があって長期優良住宅、フラット35金利優遇等が受けられず、
「何か助成金等はありませんか?」とのご要望があり、
いろいろ調べたら品川区の防災まちづくり事業部で、
木造住宅建替え支援制度を見つけました。
助成限度額が戸建て住宅、長屋:75万円、共同住宅:150万円。
とても良い情報でお客様にも喜んでいただきました。
最近、そのお客様から連絡が有り、
今年度の助成限度額が震災の影響もあって何と倍額!!
戸建て住宅、長屋:150万円、共同住宅:300万円になったそうです。
早速、品川区役所に確認に行ってきました。
・・・確かに昨年度の倍額になっていました!!
150万円といったら・・・屋上利用あるいは太陽光発電を設置することがきます。
家具、カーテン、内装や設備を豪華に・・・・・夢は膨らみますね。
勿論お客様の自由です!
そんな訳でもう少し詳しく木造住宅建替え支援制度についてお話します。
木造住宅が密集する地域では、建物の倒壊に加え火災の延焼による被害の拡大が懸念されます。
そのため、品川区では大地震が発生した場合建物の耐震化・不燃化を促進しているのです。
まずは対象建築物は
①昭和56年5月31日以前に建築された、木造の戸建て住宅・長屋・共同住宅
②個人が所有するものです。(昭和56年6月1日より新耐震基準に変わりました。)
上記にあてはまれば、木造住宅耐震診断をを受けます。
費用は戸建て住宅・長屋:12万円、共同住宅:24万円かかります。(診断費用の半分を助成)
現在品川区の耐震診断士は大変混み合っていて3ヵ月待ちだそうです。
東京都に登録している木造住宅耐震診断事務所でもOKだそうです。
3ヶ月待ち・・・早く着工したい方は困りますね・・・・。
診断は現地を2回見に来るそうです。
診断が終わり「倒壊のおそれあり」となれば耐震診断助成申請を行います。
大まかな流れは以上になります。
昭和56年5月31日以前に建築されたものであれば、間違いなく助成金が受けられるそうです。
なお、対象建物が自己所有であり新しく建てる建物も自己所有が条件です。
最後になりますが、この助成金は品川区全域が対象ではなく
対象地域が決まっていますので防災まちづくり事業部ご確認下さい。
調べてみると他の区でも耳よりな情報があるかもしれません。