東京デザインオフィスの為田です。
立秋を過ぎたこの頃、暑さのピークがやって来た。
山に行かない休日の昼間、エアコンを使わない方針の我が家は、
それなりに暑い。
本屋へ涼みに行こうかと外へ出たが、マンションの隣りの公園の
公開されている古民家へ立ち寄った。
午後2時の厳しい陽射しも、深い庇で遮り、中は薄暗い。
家のつくりようは、夏をむねとすべし設計だなあ、と板の間へ座り込んだ。
開口部は全て開け放たれ、四方から風が吹き抜けていく。
黒光りする板張りの床は、ひんやりと心地よい。
囲炉裏に燻された、高い天井が、涼しく感じる。冬は寒そうだけど。
平日の昼間は、訪れる人も無く、庭の手入れのおじいさんだけで、
静かに空想に耽る時間が与えられるのだ。
小一時間過ごして、公園のヤマボウシの実を、味見しに立ち上がった。
玄関脇のシンボルツリーに使われるものとして、
ヤマボウシ、ハナミズキ、シマトネリコ、エゴノキ、などがある。
ヤマボウシは、春に手裏剣のような白い花を咲かせ、夏には甘い果実を
たくさん付ける。地面にも、一杯落ちていた。
地面に目をやると、暑さで息絶えたカブトムシ発見。
小さく下向きの可愛らしい花を咲かせる、エゴノキも実がなっていた。
エゴノキは、実を食べるとエグイのので、エゴノキという名前らしい。
実には魚毒があって、魚漁に使ったものらしく、対照的な実だ。
さすがに食べては見なかったけど、、、。
本屋にたどり着いた時には、しっかり汗をかいていた。
やはり、昼間は暑い。涼むのは夕方からが、一番だな。
というわけで、今週末も、品川「かぜのとう」で、
夕涼み体験会やっています。
https://hebel-tdo.com/tdo/tdo-blog/event/2011/08/post-55.html
ご参加お待ちしていますね。