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明日館

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熊谷俊也

はじめまして。

東京デザインオフィス営業スタッフの熊谷と申します。

10月から東京デザインオフィスのメンバーになりました。

自分自身でも建築やデザインの勉強しながら、皆様によりよいお住まいを

ご提供できるよう努めて参りますので、何卒宜しくお願い致します。

 

まずは身近なところにある素敵な建物を勉強しようと、

家の近所の「自由学園明日館」を家族で見学してきました。

 

明日館は、1921年、自由学園の校舎として、

近代建築の三大巨匠と呼ばれるフランク・ロイド・ライトの設計により

建設されました。1997年には国の重要文化財指定も受けています。

 

 

1、外観デザイン

 

ライトの作品と知らずに、初めてこの建物の前を通った時、

こんな普通の住宅地に、なんてかっこいい建物が建っているんだろう!

と本当に感動しました。

ライトの代表的な作風の「プレイリースタイル(草原様式)」です。

建物の高さを抑え、地を這うような水平線を強調した佇まいを特徴としています。

シンメトリックなところは、奈良の平等院をイメージしているとの事。

 

 

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2、窓のデザイン

 

できる限り自然光で校内を明るくするため随所に設けられた窓は、

その一つ一つが特徴的な形をしており、外観・内観のデザインのアクセントになっていました。

窓の枠や桟のデザインにこだわっているのは、

実は高価なステンドクラスを使用せずに工費を抑える目的もあったそうです。

世界的に高名な建築家の作品でも、その様なリアルな話もあるのかとびっくりしました。調べてみると、帝国ホテルの設計でも、工費でもめていたそうです。

 

 

 

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、造作のこだわり

 

窓の欄間、オブジェ、照明、イス、机、校内に置いてある(使われている)ものすべてにこだわりのきれいなデザインがされており、じっくり見だしたら、キリがないほどでした。特に黒板の周囲にも木の桟でデザインがされている点については、単なる黒板にここまでするのかと驚かされました。

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今回は子供が暴れだしてしまった事もあり、1時間前後の滞在でしたが、今度は一人で見学に行って、もっとじっくり見て回りたいなと思いました。

 

ライトのデザインの特徴に「幾何学的な装飾」というキーワードがあるそうですが、この建物は主に「直線と角」で構成されているなという印象を受けました。部屋の中で過ごしていると、なんだかピリッとした緊張感があります。おそらく曲線で表現されるような柔らかさが少ないからなのでしょう。子供達の学び舎として、引き締まった雰囲気を醸し出そうとするライトの意思なのかもしれません。

 

今後も折に触れ、デザインに触れて勉強をしていきたいと思います。

(写真の撮り方も)

 

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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