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現代工芸アートフェア

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荒川圭史

東京デザインオフィスの荒川です

昨日東京国際フォーラムで行われている現代工芸アートフェアの内覧会を見て

きました。ライダースの時本さんありがとうございました。

20110304232541740_0001.jpg建築というか、まあ住宅メーカーというのは建築とはまた違った世界で、なんとなく住

み分けされている感じなのですが、そんな世界とインテリア業界がまた微妙にずれた

感じも有り、そこに持ってきて今度は工芸です。また見たことのない世界を見てしまっ

たような感覚でしたが、正直とても面白かったです。内覧会のときもドリンクのサービ

スなどがあり、ワインなど飲みながら工芸作品を見てまわることが出来、お酒を飲み

ながら美術館を歩いているような感じでそんなこと事態結構面白かったのですが、

金魚(本物かと思いました)が水(アクリルでしょうか)の中に閉じ込められている作品

とか、はっとするようなものもあり、結構人だかりになっていました。他にもまだたくさん

面白いものがありました。明日までやっているので、興味のある方はぜひ足を運んで

みてください。

途中から「工芸作家と日本の住空間を語る会」なるイベントにも参加し普段あまりお話で

きないような方々とも話をすることが出来ました。中でも文星芸術大学の林先生のお

話はとても興味深い話がいくつかありました。北回帰線を越えたところでは、ある瞬間

に影がなくなるという話で、もう少し突っ込んで聞いてみると、そのときは太陽は真上に

有り、たとえば建物にも真上から光が落ちてくるということで、面の切り替えによる陰影

が生まれない、要するに立体感がない、手術室の無影灯状態ですかね、見え方がまっ

たく変わってしまうので、建築の見え方がまったく変わってしまう状態になってしまうの

ではないかと思いました。というような話をされていました。他にも、あいうえおのあい

は愛でありLOVEだとか、いろはにほへとのいろは色でありCOLORだったり、何の話だ

かわかりませんが。とにかく話題が豊富で魅力的な先生でした。

われわれが日々作っている住空間にそのまま工芸作品が入り込むかというと、難しい

部分もあるとは思いましたが、根っこの部分では、nendoの佐藤さんもそうでしたが何

かを作ろうとするときにわりと同じようなことを考えているんだと思いました。

練馬の集合住宅ではお客さまが好きな備前焼の作家の方からいただいたタイルを玄

関先に張ったりしましたが、今後もっといろいろか関係を見つけていくと、もっと豊かな

空間が生まれるのではないかと思います。

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