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三軒茶屋の集合住宅

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荒川圭史

東京デザインオフィスの荒川です。
お引き渡しから約7か月経った三軒茶屋の集合住宅の撮影に行ってきました。

三軒茶屋の住宅1

これはそう言わずとも知れたLC2ですが、ただのLC2ではないようです。

カッシーナからコルビジェ没50年のメモリアルとして発売された限定品のLC2でお客様は「LC50」と言っていました。日本には何台もないようです。

おそるおそる座らせていただきました。見ただけで上質そうな皮貼りのシートは触れるとしっとりなじむような雰囲気で、上質感を醸し出していました。

座るとブワット沈み込む感じの、フェザー特有のすわり心地でとても気持ちがよいのですが、一度座るとかなり沈み込むので、お客様は、たまにパンパンと空気を入れる必要があるとおっしゃっていました。

三軒茶屋の住宅2


このほかにもデザイナー物の家具であふれている空間で、デスクのチェアーはウィルクハーンで、椅子が斜めにねじれるので、床にちょっと消しゴムを落としたなんていうときにぐっと体重をかけると椅子がグニュっと傾く不思議な動きをします。

タイルとガラスと名作家具に囲まれて、天井のプロジェクターから125インチのスクリーンに映し出される映像を見ながらお酒を飲む、それも自分の部屋で。なんという贅沢なんでしょうか。

三軒茶屋の住宅3

実はこの住宅は二世帯+アパート2戸というコンプレックスなのですが、親世帯のリビングもテイストは異なりますがやはり名作家具や照明に囲まれたうらやましい限りの空間です。

この住宅は以前「形の操作」というタイトルのブログでどうやって今の形にたどり着いたかというような解説をしていた住宅なんですが、外観は私の写真ではなく最近お世話になりっぱなしのバウハウスの井上さんに撮ってもらった写真が上がって来たら紹介しますので、それまで楽しみにしていてください。

「形の操作」

 

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