東京デザインオフィスの荒川です。
なべよこ街かどへーベルハウスがプレオープンして一週間たちました。
完成したなべよこを紹介します。
ちなみにグランドオープンは11月2日です。
当日は来場特典もあるようなので、ぜひ足をお運びください。
この展示場、かなりいろいろなことをやっていますがその一つは
ダイコー電気との照明計画のコラボレーションです。
成城フレックスレジデンスの照明計画でもお世話になっていましたが、
計画はダイコー電気のデザインチームTACTの向平さんに相談しながら
私とインテリアコーディネーターの岡田と三人で計画を進めました。
ということで、建物中にさまざまな形の間接照明を多用していて
まさに「間接照明のデパート」状態になっています。
一階の親世帯のLDKです。
昼間光の入りにくいダイニングのソファ上部に太陽の直射光を取り込む
小さな吹き抜けが設けられています。
夜はこの中に仕込んだLEDのライン照明が吹き抜けの中に光をためる
間接照明になっています。
ここにつるしてあるlouis poulsen(ルイスポールセン)/Doo-Wop(ドゥーワップ)も
建築化照明ではありませんが光源を隠して反射光を拡散させるという意味では間接照明
といえます。
二階のベッドルームです。これもよく見かける手法です。
低い位置で壁をふかしてコーブを設け、そこから壁を伝って天井まで
光を広げる間接照明です。必ず光源を隠すガラスもしくはアクリルの
カバーが必要です。今回は曇りガラスのカバーをしています。
二階廊下の突き当たりに壁面を横から照らすコーブを作っています。
昼間全く光の届かない廊下になってしまったので、入隅の息苦しさ
を緩和する意味で作っています。
二階の充実マイルームです。
(充実マイルームに関してはこちらを参照ください)
https://hebel-tdo.com/tdo/tdo-blog/process/2013/07/3-1.html
洗面やカウンター機能が集中している壁の上部を大きな照明用の
コーブとし部屋に光を回しています。
三階ダイニングキッチンの家具の上をコーブとして間接照明を計画しています。
手前にみえているペンダント照明はクーキレイ。間接照明ではありませんが。
同じく三階ダイニングのワークスペースの吊戸の下にコーニスを設けています。
LDKのコアの周りに張り付けた大きな棚の上部と連続してリビングとダイニング
の間の天井を下げて部分に設けた間接照明のコーブで、空調の吹き出し口も
ここに仕込んであります。
通常足元を照らすフットライトを、天地逆向きに天井を照らす形で設けています。
これも間接照明といえると思います。
こんな形でほぼ全ての部屋の照明が間接照明となっています。
それを見に来るだけでも十分面白いと思います。